2022/05/24
コンピュータが業務で利用されるようになって数十年、さまざまなシステムが開発されてきています。それぞれのシステムはさまざまなコンピュータ上で動いており、寿命がきている場合も多数あるようです。そこで現在のシステムを見直し、あるいは現在のコンピュータでの稼働を目指して移行作業を図る企業が増えてきています。移行作業時に考慮したい項目は主に2つあると言われています。
1つは行っている業務をどう反映させるか、2つ目はコストです。業務は年々変わっていくものですからシステムもそれにしたがって変化することが重要です。しかし、一般的に一度組んだ仕組みは10年近く変わらないことが多く、また、変更は人員の問題もありなかなか難しいものです。移行作業においても現在行なわれている業務内容との比較を行い、必要、不必要を定めて作業を行なうことが重要になります。
また、コスト面についてはサーバなどのハードウエアの入れ替えも含めて考慮する必要があります。場合によってはソフトウエアだけの更新を目指す場合も多いですが、その場合はOSが使用期限を迎えていないかも注目しなくてはなりません。移行作業の優先順位は現在必要としている機能の実装、将来的な拡張性をもたせるかの判断、そして、コストとなります。コスト優先で決められる場合もありますが、必要な機能を実装できなかったり、工期が短く、不安定なシステムとなることも多いためコストと機能の充実はよく天秤にかける必要があります