2022/05/24
これまでポスターや看板で情報発信を行って来たことをデジタル機器を駆使したシステムに置き換えたものをデジタルサイネージと言いますが、近年、このような形態を駅構内や商業施設等で多く見掛けるようになりました。このシステムの最大のメリットは、タイムリーな情報をリアルタイムに反映できることで、ポスターや看板に掲載されている情報のように時間が経過しても更新されないままとは違いますので、常に新鮮な情報を届けられるという点では非常に可用性の高いシステムです。また、公共施設や医療施設では、広告としての役割だけでなく連絡事項等を伝えるコミュニケーションツールとしての役割も果たしていることから、今後、デジタルサイネージは様々な業種での幅広い用途が見込めます。デジタルサイネージには、スタンドアロン型とネットワーク配信型の2種類があります。
更に、ネットワーク配信型には、オンプレミス型とクラウド型の2種類があります。スタンドアロン型は、1台1台に情報発信用データを書き込んだメモリーカードを差し込んで情報発信を行いますが、低コストで手軽に始められる点では優れていますが、データの差し替えに手間が掛かるのが少々難点です。ネットワーク配信型について、オンプレミス型は独自に設置したサーバーにデータを置きますが、クラウド型はクラウド環境にデータを置きます。つまり、情報発信用データを自社サーバーに置くか外部サーバーに置くかの違いなので、コスト面やセキュリティ面を考慮した上で慎重に選択する必要があります。